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HOME >  ちょっとやぶにらみ講座 >  第2回 何かちがう病気?

第2回 何かちがう病気?


通常の精神疾患の中に、「もどき」といえるような本来の精神疾患に似ているけれど「似て非なるもの」としか言えない病気が最近多くなっているのです。私が気付いたのは、20年くらい前からで、徐々に多くなってきました。当時は、変わったタイプの人もいるのだなと思っていました。本当はもっと昔から居たのかもしれません。
最近、そういう人たちの増え方に加速度がついて、当院では初診の8~9割以上の人が何かちょっとちがう病気の人となっている印象です。
若い世代になればなるほど、その傾向は強くなっています。「新型うつ病」や、「非定型うつ病」などという病気も、その一部の人たちを表現した病気のような気がします。
さらに下の年代だとひきこもり、不登校と呼ばれる人の中にもかなり混ざっていると思われますし、発達障害と診断される人の中にも多くいます。
そういった人たちに、従来考えられている疾患と同じ対応をするとかえって悪化してしまう事が多くありました。

判別するためのチェックリストを用意してみました。リストを見てそのようなタイプに入ると思われる人は、「もっとやぶにらみ講座」に、関連した事を書いています。そちらをごらん下さい。当てはまらない人には必要はありません。

まずは簡単なチェックです。

◎は確定  ●は特徴的  ○はよくある症状 です。
自律神経症状系統
頭痛・肩こりがすごい。
胃腸症状がいつもある。
(吐き気、食欲不振、胃痛、下痢、便秘など)
動悸がよくある。
息苦しい。過呼吸。
立ちくらみ、めまいがよくある。
原因がない、よく分からない発熱がある。
発汗
手足の冷え
その他の身体症状系統
いつも体がだるい。
手に力が入らない。ペットボトルが開かない。物をよく落とす。
足に力が入らず立てない。
何もないところで、よくつまづく。ころぶ事もある。
手足がしびれる。こわばる。
手足のふるえ。
知らないうちに青アザがある。
精神面での症状
うつ病関連 意欲がない。興味がわかない。
持久力が無い。疲れやすい。
集中力がない。
不安障害関連 きっかけがなく急に泣いてしまう。
急に落ちつかなくなる。
急に不安になる 
(自律神経の症状とセットの事も多い)
対人恐怖関連 絶対に悪口を言われていると思う。
絶対にバカにされていると思う。
強迫症状関連 何回も同じ事を確認してしまう。
くり返してしまう時期がある。
何回も同じ事を考えてしまう時期がある。
その他 忘れっぽい
人の話を聞いていないとよく言われる。
みんなは元気だなーと思う。
感覚過敏(聴覚・嗅覚・視覚・触覚・味覚)
幻視
幻聴
いくつあったでしょうか
あてはまった症状が時間によってひどくなったり軽くなったりする人は◎です。 
自宅などで、くつろいでいる時に症状がひどくなる人も◎です。
◎が1つでもある人は「似て非なるもの」の仲間です。
●が多い人は、かなり可能性が高いですし、○がたくさんある人も同じだと思います。残念ながら何個あると確定といえません。
断定しにくいのは、自律神経症状だけの人もいますし、精神症状だけの人もいるからです。そういう人は症状が少なくなります。逆に全部そろっている人もいます。多く当てはまる人が重傷で、治りにくいという事はないようです。
昔は若い人たちは、精神症状があるとピリピリとした空気が漂っていました。それが、最近では柔らかいまったりした雰囲気になっている人が多くなりました。そういう人たちも◎です。
王道の精神医学とは異なる説明を読んでみたい人は、「もっとやぶにらみ講座」をごらん下さい。
次の項目に多く当てはまる人は、おそらく関係ないのでスルーして下さい。
疲れにくい方だ。
体力はあると思う。
朝は強い。すぐに起きられる。
予定通りに行動できる。
約束の時間前には着いている。